
*2019年開業のため、編プロ在籍時に手がけた仕事を紹介しています。
とあるモデル・女優さんの私生活や恋愛エピソードを小説化したものです。小説を書く作家さんは別にいて、私はライターではなく編集者として携わっています。
まずは、作家さんを交えてご本人にインタビューしながら小説のネタを集めていきます。それをもとに作家さんに執筆作業を進めてもらいました。
書き上がった原稿は私と編集部の担当者、さらにモデルさん本人とマネージャーさんがチェックします。さまざまな関係者の意見をとりまとめ、作家さんに修正をお願いするのが私の仕事です。
同時に、カバーや中面の挿絵に載せる写真の撮影を行ないました。撮影するのはプロのカメラマンですが、「どのような写真にするか」は私が考え、カメラマンさんとモデルさん本人と相談しながら進めていきました。
装幀をデザイナーさんに依頼したり、宣伝のための雑誌記事をつくったりといった仕事もこなしました。
これらの作業は、傍からは面倒くさそうに見えるのですが、なにもないところから徐々に本というカタチができ上がっていく。そこでは“創造の喜び”が味わえます。
でき上がった小説は、読者はもちろん、モデルさんご本人にも喜んでもらえるものになりました。やはり良質なコンテンツをつくるには、創り手自身が楽しむことがなによりも大切なのです。