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	<title>インタビュー・マニュアル &#8211; Gyahun工房 | コンテンツクラフト　記事制作　書籍編集</title>
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	<description>フリーライター・ユニット〈Gyahun工房〉のオフィシャル・サイトです</description>
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	<title>インタビュー・マニュアル &#8211; Gyahun工房 | コンテンツクラフト　記事制作　書籍編集</title>
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	<item>
		<title>相手と“会話”せずにインタビューする方法</title>
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		<dc:creator><![CDATA[米田政行]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 23 Jun 2020 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ライターの心得]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー・マニュアル]]></category>
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					<description><![CDATA[「〈インタビュー〉は相手と〈会話〉することではない」。もしもインタビューの技術をもっと高めたいと思っているなら、この真実を知っておいてほしい。 これから述べることは、一介のライターによる考えかたのひとつにすぎない。だが、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph" id="9cfead62-ca96-4482-a762-92a8e2f479cc">「<strong>〈インタビュー〉は相手と〈会話〉することではない</strong>」。もしもインタビューの技術をもっと高めたいと思っているなら、この真実を知っておいてほしい。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="4b3db77c-9c25-48ed-9eb7-3ce0434df75a">これから述べることは、一介のライターによる考えかたのひとつにすぎない。だが、実際に成果を挙げている方法でもある。ぜひ参考にしていただきたい。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="b27222cf-c97e-4948-a083-e71afd2288f9">インタビューで会話するのは本末転倒</h2>



<p class="wp-block-paragraph" id="b9081d11-2e97-41a0-9ff3-ee1c421cf6fe"><strong>〈インタビュー〉と〈会話〉は異なる</strong>。そう考えたほうがよいのはなぜか？　その理由を述べていこう。</p>



<h3 class="wp-block-heading" id="dd527f27-a42c-4d7a-8d8d-570d6a5e0746">［理由１］会話を盛りあげることに注力するとうまくいかない</h3>



<p class="wp-block-paragraph" id="661cc42e-a19c-4f94-8bf6-7e9a09677044">インタビューの初心者がついやってしまいがちなミスは、インタビュイー（インタビューを受ける相手）との会話を盛りあげようとがんばってしまうことだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="f6258388-9080-4d83-a8ad-86ce3a79f4bb">「会話を盛りあげる」とは、お互いがコトバをやりとりし、ときに笑いあい、仲を深めていくこと。初心者はインタビューをそうすべき場と考えて、本番に臨んでしまいがちだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="bb8aee9a-050f-4f24-8516-d54f77a09654">ここでひとつお断りするなら、「会話を盛りあげてはいけない」と主張しているのではない。盛りあがらないより、盛りあがったほうが良いに決まっている。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="34061eb8-852c-44af-986e-0ed933df2818">重要なのは「優先順位をまちがえない」こと。インタビューの目的は、<strong>価値のあるコンテンツをつくること</strong>にある。「現場で会話は盛りあがったけど、できあがった記事はまったくおもしろくない」となれば本末転倒だ。</p>



<h3 class="wp-block-heading" id="d2f761d6-d434-4749-a62b-48e4584da6df">［理由２］「話し上手」と自負していると失敗を招く</h3>



<p class="wp-block-paragraph" id="851de8e8-753e-482c-97e4-7fc80fee53b3">インタビューを「会話をすること」と考えると、次のような勘違いをしがちだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="6b5ec107-d16a-4b56-959b-9be4843d707c">「オレはコミュニケーションには自信がある。営業マンとして口八丁で何千万円もの売り上げを達成してきた。インタビューもチョロいもんさ」。そんなふうに、“話し上手”であると自負してインタビューをしてしまう。だが、その能力はコンテンツの質を上げることに必ずしもつながらない。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="fb979e62-4d8c-4fce-969a-cb6bafa989c3">もちろん、そのスキルがインタビューの邪魔になるわけではない。むしろ、おおいに活かせるだろう。問題は、<strong>「自分は話し上手だから」と慢心してしまう</strong>ことにある。営業トークのように、みずからがペラペラとしゃべる。すると、相手から話を引き出せない。そんな愚を犯しかねない、ということだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="dbf704d4-d8d3-44d5-9c9b-e48ca2e7848c">これを逆に考えると、<strong>「自分は口下手だから」とインタビューに尻込みする必要もない</strong>わけだ。かえって「口下手」を自認する人ほどインタビューは成功しやすくなる。</p>



<h3 class="wp-block-heading" id="c1006c68-58e6-4823-8839-3f6375d4e04c">［理由３］プライベートに踏み込み関係が悪化する場合がある</h3>



<p class="wp-block-paragraph" id="4b2638d8-22ba-48ed-b8f3-c858ebaf84a0">多くの場合、インタビュイーとは初対面だ。自分のプライベートについて話しながら、相手の個人的な事柄を聴き出す。〈会話〉を盛りあげようと意識するあまり、そんな“勇み足”をしてしまう可能性がある。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="524a39b5-05de-421d-8d3d-fa0bdeed94f2">たしかに、相手と打ちとけた関係をつくるために“自己開示”するのは有効な手段だ。長期にわたって付きあう相手なら、それでもいいのかもしれない。しかし、インタビューは往々にして一期一会だ。<strong>“良い関係”を築こうと前のめりになって、いわゆる“地雷”を踏んでしまいかねない</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="93cb5fe6-7ec0-42c5-bd90-e61a3e1bca93">「奥さんはどう思ってます？」と聴いた相手が既婚者とはかぎらない。「毎日、食事をつくるのは大変でしょう？」と尋ねた相手がふだん家事をしている保証はない。相手の気分を害したら、それこそ関係が悪化してしまう。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="181f5472-08f3-4ca5-9ca8-baad37fb36ec">これらは必ずしもインタビューの場だけの問題ではないが、力を入れるべきところをとりちがえると、とんだ災難を招きかねないのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="e3e32d77-410a-447e-8dc1-40a9a76139fd">インタビューは「材」を「取」ることに注力する</h2>



<p class="wp-block-paragraph" id="59253a7d-8b6b-4879-af6c-1573d601bbac">では、インタビューの場において、なにをもっとも優先すべきか？　言うまでもなく「<strong>価値のあるコンテンツをつくる</strong>」ことだ。そのためには、インタビューの現場では〈取材〉をする。つまり<strong>〈材〉を〈取〉ることに最善を尽くす</strong>。それを肝に銘じるべきだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="eca0f2b9-9056-4ed5-99d3-31b46150bfde">具体的には、次のような点をおさえておきたい。</p>



<h3 class="wp-block-heading" id="fc37719d-efd7-427b-a286-6c579d738883">［ポイント１］頭をフル回転させ場をコントロールする</h3>



<p class="wp-block-paragraph" id="900b843f-7755-44db-80f7-87477ad067fc">ふだん〈会話〉をするとき頭をフル回転させることはあまりないだろう。肩ひじ張らず“自然体”で話すのがふつうだ（相手が自分の会社の社長とか、莫大な金額の商談をしているのでなければ）。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="af2c5d66-6084-4de2-a677-6806353b1609">しかし、インタビューの場はちがう。極論すればそこは“戦場”。しっかりと“武装”して臨む必要がある。インタビューはやり直しがきかない。“討ち死に”しないためには、事前の準備を怠らない。<strong>本番では頭をフル回転させ、相手の話をただ「聞く」のではなく「聴く」</strong>。そんな心構えが重要となる。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="37492185-44c3-447d-83df-74a1ae781a3f">限られた時間で最大限パフォーマンスを発揮するのがプロのインタビュアーとしての本分。このふるまいが〈会話〉とはまったく異なるのはあきらかだろう。</p>


<div class="cardlink">
      <a class="cardlink_thumbnail" href="https://gyahunkoubou.biz/write-to-listen.html">
        <img decoding="async" src="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/write-to-listen-120x120.jpg" alt="インタビューで話を〈聴く〉には〈書く〉しかない" width="120" height="120" style="height:100%;"/>
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      <div class="cardlink_content">
        <span class="cardlink_timestamp">2019.05.25</span>
        <div class="cardlink_title">
          <a href="https://gyahunkoubou.biz/write-to-listen.html">インタビューで話を〈聴く〉には〈書く〉しかない</a>
        </div>
        <div class="cardlink_excerpt">過去の投稿で、インタビュー中のメモのとりかたについて、「より良質な〈コンテンツ〉づくりをめざすのならば、〈手書き〉のほうが良い」と述べた。



そこではICレコーダーなどで〈録音〉する方法には、以下のデメリットがあることを指摘している。...</div>
      </div>
    </div>



<h3 class="wp-block-heading" id="05014803-0c01-4e68-82d5-3293a22616ff">［ポイント２］可能なかぎり相手に話をしてもらう</h3>



<p class="wp-block-paragraph" id="82b23930-894d-4df4-93cd-95fe1e3d4a0b">頭をフル回転させながらインタビュアーはなにに注力すべきか？　可能なかぎり相手に話をしてもらうことだ。事前に用意した“シナリオ”にもとづいて質問をし、話の流れをしっかりと見極める。脱線すれば本線に誘導。ベラベラと余計な話をしている暇はない。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="eb6045dc-861f-454f-84f9-28d45214b0e8">極端な場合、<strong>自分がほとんど口を開かなくてもインタビューが成立する</strong>ことさえある。たとえば、書籍制作のインタビューでは、あらかじめ質問の内容を著者と共有していれば、相手が話すのをただ「聴く」。質問は最後にまとめて行なう。そんなケースもある。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="d406c1cf-73e0-4397-a6b9-553ebb037db6">これもあきらかに〈会話〉とは異なるふるまいだ。そして、やはり「話し上手」よりは「口下手」のほうが、自分が口を開く度合いが少ないぶん、成功しやすい。この点もおわかりいただけるだろう。</p>



<h3 class="wp-block-heading" id="c5c8e303-e823-43ab-a38b-8ebe8003e312">［ポイント３］相手からの信頼はあくまで仕事ぶりで勝ちとる</h3>



<p class="wp-block-paragraph" id="baa5e08e-1cb8-4962-845b-c436ba9afe8a">「そんなことを言っても、相手から信頼されるためには、たくさん話をしないと……」。そんなふうに思うかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="92418c39-4939-4005-a634-c6b49c4cd1c6">考えかたは十人十色だが、<strong>「価値のあるコンテンツ」をつくることが、なによりも信頼につながる</strong>のではないだろうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="0f9f1138-cf88-446d-ae36-53635967fe27">そもそもインタビュイーは、現場で会話が盛りあがることなど重要視していない。もっと“ビジネス”としてのメリット（記事が自分の宣伝になるなど）を求めているはずだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph" id="72b45e79-e78a-4600-9f4b-4545ac238ba6">となると、インタビューの現場で重きを置くのは〈会話〉ではない。良いコンテンツをつくるための〈取材<strong>〉</strong>。そのための〈インタビュー〉ということになる。</p>


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		<title>インタビューのメモは〈手書き〉と〈録音〉の合わせ技が最強？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[米田政行]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 May 2019 23:40:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ライターの心得]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー・マニュアル]]></category>
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					<description><![CDATA[インタビュー中のメモは〈手書き〉と〈録音〉のどちらがよいのか？　これまで下記の投稿において、〈手書き〉のほうがメリットが大きいと述べてきた。 インタビューのメモは〈手書き〉〈録音〉どっちがいい？ インタビューで話を〈聴く [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph"><strong>インタビュー中のメモは〈手書き〉と〈録音〉のどちらがよいのか？</strong>　これまで下記の投稿において、〈手書き〉のほうがメリットが大きいと述べてきた。</p>



<ul class="wp-block-list"><li><a href="/handwriting-or-recording.html" target="_stronglank" rel="nofollow noopener noreferrer">インタビューのメモは〈手書き〉〈録音〉どっちがいい？</a></li><li><a href="/write-to-listen.html" target="_stronglank" rel="nofollow noopener noreferrer">インタビューで話を〈聴く〉には〈書く〉しかない</a></li><li><a href="/trigger-and-reminder.html" target="_stronglank" rel="nofollow noopener noreferrer">インタビューの手書きメモは〈トリガー〉と〈リマインダー〉で攻略する【実践テスト付き】</a></li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">しかしながら、こう思う人もいるかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「むりやり〈手書き〉と〈録音〉のどちらかを選ぶのではなく、<strong>両方のメリットを生かす“合わせ技”</strong>にしてみては？」</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>〈手書き〉でメモをとりつつ、同時にICレコーダーを回しておこう</strong>というわけだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今回はこの方法について述べてみる。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">対談では録音もしておくのはアリ</h2>



<p class="wp-block-paragraph">〈手書き〉派の私もICレコーダーを回したことがある。たとえば、<strong>テレビのバラエティ番組のプロデューサーとアナウンサーが対談する</strong>企画だ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ICレコーダーを使ったのは、１対１のインタビューではなく、発言者が２人になるので、<strong>〈手書き〉のメモだけでは内容を書き取れない</strong>と考えたため。</p>



<p class="wp-block-paragraph">誌面では、おふたりが対話をしているように見えるが、<strong>実際は通常のインタビューのように、ひとりずつ質問を投げかけてそれに答えてもらった内容を「対談」のように構成した</strong><small>（ただし、おふたりはその場に同席はしていた）</small>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">つまり、表面的には対談ではあるが、<strong>１対１のインタビューと同じ方法論が使える</strong>ケースだった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">結果的には、テープ起こしをすることなく、<strong>〈手書き〉のメモだけで、原稿の９割ほどは仕上げることができた</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">問題は残り１割だ。ページの目的はその「９割」で達成できていると思ったが、対談しているのが「バラエティ番組の制作者」という特殊なケースなので、<strong>もう一味プラスしたい</strong>と考えた。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="/trigger-and-reminder.html" target="_stronglank" rel="nofollow noopener noreferrer">先の投稿で述べたとおり</a>、<strong>〈手書き〉で記録されるのは、インタビューのエッセンス</strong>だ。これはメリットであると同時にデメリットでもある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">つまり、<strong>あまり重要でないコトバは削ぎ落とされてしまう</strong>のだ。ほとんどの記事はそのほうがメリットは大きいが、原稿にちょっとした“彩り”を加えようとすると、〈手書き〉では対応できないケースがある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そこで、９割仕上がったところで録音データを聞き、プラスアルファの要素を拾っていくことにした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今回の例でいえば、プロデューサーとアナウンサーのおふたりは、さすがバラエティ番組の制作者たちというべきか、誌面を楽しいものにするため、できるだけ“おもしろい”発言をしようとしてくれた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">結果的には、「○○○○（笑）」と（笑）を入れたりして、<strong>本筋ではないけどアクセントとなる発言を盛り込むことができた</strong>。これで原稿のクォリティがアップしたことはいうまでもない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただし、この仕事をしたのは10年近く前であり、したがってライターとしての経験値もいまほど高くない時期だった。もしかすると、いまなら上記のような細かいニュアンスも〈手書き〉で対応できるのかもしれない<small>（残念ながら、最近は「対談」のオファーがなく検証できていないが）</small>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">インタビュー中のメモは〈手書き〉を基本とするが、</p>



<ul class="wp-block-list"><li>発言者が多い<small>（「対談」や「座談会」など）</small></li><li>細かい発言を原稿に生かす必要がある<small>（そう想定される）</small></li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">という場合は、〈録音〉もしてほいたほうがいい、といえる。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">相手が話しのプロなら〈録音〉しておくと安心</h2>



<p class="wp-block-paragraph">上記のケースは10年ほど前だったが、ごく最近（昨年の夏）にもICレコーダーを使った。それは、<a href="/trigger-and-reminder.html" target="_stronglank" rel="nofollow noopener noreferrer">前の投稿でも例に挙げている</a>、大学の副学長へのインタビューだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ICレコーダーをまわした理由は３つ。</p>



<ol class="wp-block-list"><li>事前準備における情報収集の段階で、相手がなにを言うか十分に予測できなかった。</li><li>相手は大学の先生、つまり話すことのプロであり、発言量が膨大になることが予想された。</li><li>〈手書き〉と〈録音〉の合わせ技の効果を実証したかった。</li></ol>



<p class="wp-block-paragraph">このときも、もちろんあくまで基本は〈手書き〉で、〈録音〉は保険のような位置づけだった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">先の「対談」と同様、原稿をほぼ仕上げたところで録音の内容を聞き、〈手書き〉で書き漏らしたであろう情報を付け加えようとしたが……。</p>



<p class="wp-block-paragraph">結果的には、プラスする要素はなにもなかった。<strong>相手の話した内容はすべて〈手書き〉で網羅されていた</strong>わけだ。<strong>〈手書き〉メモというトリガーを使って、〈脳〉に記憶していく方法</strong>の威力がここでも実感できる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今回の相手は大学の副学長だったわけだが、お人柄は親しみやすく愛嬌があり（誤解を恐れずにいえば「下町のおばちゃん」といった風情）で<strong>インタビューは終始なごやかな雰囲気で進行していった</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">先の対談のように、その<strong>なごやかなニュアンスを付け加えれば、楽しい原稿になった</strong>ことだろう。しかし、記事はあくまで受験生向けに大学の理念を紹介する“真面目”なもの。副学長の親しみやすさを表現することは<strong>目的にかなわない</strong><small>（かといって、あまり堅苦しくしてしまうと読みにくくなるので、匙加減が難しいが）</small>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">細かい発言を反映する必要がないなら、〈録音〉は不要であることがわかる。言いかたを変えれば、<strong>細かい発言を拾う必要があるかどうかは事前に判断しておく</strong>（発注者に確認しておく）ことが大切というわけだ。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">慣れていない人には“合わせワザ”は有効</h2>



<p class="wp-block-paragraph">とはいうものの、ここで述べてきたような<strong>〈手書き〉のメリットを最大限生かすには、それなりの経験は必要</strong>になるだろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">まだライター歴が浅く、インタビューの場に慣れていない人は、〈手書き〉と〈録音〉の“合わせワザ”は有効かもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">先に紹介したケースを踏まえると、それは下のような場合だ。</p>



<ul class="wp-block-list"><li>発言者が多い<small>（「対談」や「座談会」など）</small>。</li><li>細かい発言を原稿に生かす必要がある<small>（そう想定される）</small>。 　</li><li>相手の発言内容が事前に予想できず、なおかつ発言量も多いと予想される。 　</li><li>インタビューに慣れておらず、“保険”として録音もしておきたい。</li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">ぜひ参考にしてみてほしい。</p>
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		<title>インタビューの手書きメモは〈トリガー〉と〈リマインダー〉で攻略する【実践テスト付き】</title>
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		<dc:creator><![CDATA[米田政行]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 May 2019 23:35:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ライターの心得]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー・マニュアル]]></category>
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					<description><![CDATA[インタビュー中のメモは〈手書き〉と〈録音〉のどちらがいいか。こちらの投稿で、〈手書き〉のほうがメリットが大きいと述べた。 同時に、〈手書き〉には下のようなデメリットがあると考察した。 相手の話すスピードに、書くのが追いつ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">インタビュー中のメモは〈手書き〉と〈録音〉のどちらがいいか。<a href="/write-to-listen.html" target="_stronglank" rel="nofollow noopener noreferrer">こちらの投稿</a>で、<strong>〈手書き〉のほうがメリットが大きい</strong>と述べた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">同時に、〈手書き〉には<strong>下のようなデメリットがある</strong>と考察した。</p>



<ul class="wp-block-list"><li>相手の話すスピードに、書くのが追いつかない</li><li>メモを書くのに意識がいってしまい、話に集中できなくなる</li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">今回は、<strong>このデメリットを解消し、〈手書き〉のメリットを最大限高める方法</strong>を考えてみる。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">〈手書き〉メモだけで原稿は書ける</h2>



<p class="wp-block-paragraph">まずは、下の画像を見てほしい。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="1000" height="478" src="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/daigaku.jpg" alt="インタビューメモ" class="wp-image-256" srcset="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/daigaku.jpg 1000w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/daigaku-300x143.jpg 300w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/daigaku-768x367.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<figure></figure>



<p class="wp-block-paragraph">これは昨年（2018年）8月、有名私立大学の副学長に「大学のグローバル教育」についてインタビューした際、<strong>実際に私が〈手書き〉したメモ</strong>だ。なんと書いてあるか読めるだろうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">「ところどころ読める」「まったく何が書いてあるかわからない」「字が雑すぎる」などといった感想をお持ちになると思う。</p>



<p class="wp-block-paragraph">じつは書いた本人である私も同じ。<strong>ほとんど読めない</strong><small>（笑）</small>。でも、<strong>「何が書いてあるか」はわかる</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">どういうことか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">その種明かしをする前に、この〈手書き〉メモについて説明する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">〈手書き〉メモのデメリットは、前述のとおり</p>



<ul class="wp-block-list"><li>相手の話すスピードに、書くのが追いつかない</li><li>メモを書くのに意識がいってしまい、話に集中できなくなる</li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">だと一般的に言われている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このデメリットを解消するのは簡単。</p>



<ul class="wp-block-list"><li>相手の話すスピードに追いつくくらい速く書く</li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">そして、速く書くためのポイントは下の２つ。</p>



<ul class="wp-block-list"><li>殴り書きで書く</li><li>キーワードや断片的な内容だけを書く<small>（きちんとした文章にしない）</small></li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">この方法でメモをとれば、つねに下を向いている（書き続けている）わけではないので、</p>



<ul class="wp-block-list"><li>メモを書くのに意識がいってしまい、話に集中できなくなる</li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">という心配もない。話の内容を書き留めながら、相手のほうを見てあいづちを打ったりすることは十分に可能なのだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「いや、だから、メモが読めなければ原稿が書けないでしょ？」</p>



<p class="wp-block-paragraph">ところが、<strong>これで原稿は書ける</strong>のだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">下の画像をご覧いただきたい。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="341" height="1024" src="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/simen-341x1024.jpg" alt="紙面" class="wp-image-257" srcset="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/simen-341x1024.jpg 341w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/simen-100x300.jpg 100w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/simen.jpg 350w" sizes="(max-width: 341px) 100vw, 341px" /></figure>



<figure></figure>



<p class="wp-block-paragraph">これは、上の<strong>〈手書き〉メモをもとに原稿に起こしたもの</strong>（実際にメディアに掲載された文章）の一部だ<small>（固有名詞はぼかしてある）</small>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ちなみに、このインタビューにおいては<strong>録音データやそのテープ起こしを利用していない</strong>。原稿を書くのに使ったのは上の画像にある〈手書き〉メモのみ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なぜ、原稿を書けるのか？　〈録音〉派の人は疑問に思われるかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そこに、<strong>〈手書き〉のデメリットを解消し、メリットを最大限高める秘訣が隠されている</strong>のだ。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">〈脳〉からインタビューの内容を引き出すテストをしてみよう</h2>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="/handwriting-or-recording.html" target="_stronglank" rel="nofollow noopener noreferrer">別項</a>において、こう述べた。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow"><p>少し話は飛躍するが、私は<strong>〈手書き〉のメモというのは、〈紙〉に相手のコトバを記録しているのではなく、自分の〈脳〉に刻みつけている</strong>のだと考えている。<strong>インタビューの内容は〈脳〉が覚えている</strong>。〈手書き〉のメモは、それを引っ張り出すための“<strong>トリガー</strong>”にすぎないのだ。</p></blockquote>



<p class="wp-block-paragraph">そう。インタビューの内容は、紙というより〈脳〉に記憶されているからこそ、<strong>文字そのものが読めなくても、インタビューの内容を再現することが可能</strong>なのだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>〈手書き〉のメモことを〈トリガー〉と呼ぶ</strong>ことにしよう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「<strong>インタビューの内容を〈トリガー〉で再現する</strong>」という点がいまいちピンとこない人もいるかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ここで、簡単なテストをしてみる。お手すきの方はお付き合いいただきたい。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>【テスト１】音声だけでインタビュー記事を書いてみよう</strong></h3>



<p class="wp-block-paragraph">下の音声は、「不思議な体験」について聞いた架空のインタビューだ。まずは<strong>音声のみを聞いてほしい</strong>（再生時間は約20秒）。次に、話の内容を思い出しながら、<strong>インタビュー原稿を書いてみていただきたい</strong>。もちろん、あくまでテストなので書き方は自由。肩の力を抜いて気軽に取り組んでほしい。</p>



<figure class="wp-block-audio"><audio controls src="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/20190119-A.mp3"></audio></figure>



<p class="wp-block-paragraph">どのくらい書けただろうか？　私も挑戦してみた<small>（音声データは自分でつくったものだが、「自分がテストを受けたとしたら」という想定で書いてみた）</small>。</p>



<p class="well wp-block-paragraph">高校生のときに不思議な体験をしました。学校からの帰り道、空にＵＦＯが浮かんでいるのを見たんです。それは『インデペンデンス・デイ』のＵＦＯみたいに巨大なものでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ちなみに、音声データの正確な内容は下記のとおりだ。</p>



<p class="well wp-block-paragraph"><span class="story">私が高校１年生だったときの話です。その日は、文化祭が終わって学校から家へ帰るところでした。西の空にＵＦＯが浮かんでいるのが見えました。それは映画の『インデペンデンス・デイ』に出てくるような巨大なＵＦＯだったんです。</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">私の原稿では、「１年生」「文化祭」「西」といった情報が抜けている。それらの情報は記憶できなかったのだ。『インデペンデンス・デイ』という映画のタイトルを正確に書けたのは、この映画を知っているからで、そうでなければダメだっただろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">みなさんの原稿はどうだろう？　「だいたい同じような感じ」「もっと正確に書けた」「まったくダメだった」とさまざまだと思うが、もちろん結果は重要ではない。ここでは、「<strong>音声を聞くだけでは記憶に残りにくい</strong>」ことを実感してもらうのが目的だ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">では、〈トリガー〉があると、どのくらい〈脳〉は機能するのか？　これも実験してみよう。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>【テスト２】穴埋め問題にチャレンジ</strong></h3>



<p class="wp-block-paragraph">下の音声データは、「高校時代の想い出」について聞いたもの。まず、同じように<strong>話を１回だけ聞く</strong>（再生時間は約20秒）。音声を聞いたあと、<strong>下の問題にお答えいただきたい。</strong>今回は原稿に起こす作業は不要だ。</p>



<figure class="wp-block-audio"><audio controls src="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/20190119-B.mp3"></audio></figure>



<p class="wp-block-paragraph">それでは、問題。下記は音声の内容を書き起こしたものだ。【A】～【B】に当てはまるコトバを答えてほしい。</p>



<p class="well2 wp-block-paragraph"><span class="story">センパイは【　A　】を弾くのが上手でした。その日も、【　B　】にあるベンチに座って何かの曲を弾いていました。「それは何という曲ですか？」と聞くと、センパイは「【　C　】で、まだタイトルは考えていないんだ」と答えました。</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">答えられただろうか？　正解は下記のとおり。</p>



<p class="well2 wp-block-paragraph"><span class="story">【A】ギター<br>【B】校庭<br>【C】自分のつくった曲</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">全問正解だった人、１つわからなかった人など、これもさまざまだと思うが、先ほどのテストよりは、インタビューの内容をよりくわしく思い出せたのではないだろうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>〈トリガー〉があると〈脳〉から記憶を引き出しやすい</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph">というのを実感していただければ幸いだ。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">私たちはふだんから〈トリガー〉を使っている</h2>



<p class="wp-block-paragraph">〈トリガー〉というもっともらしい名称をつけたが、<strong>あなたも〈トリガー〉でメモをとる行為は、ふだん何気なく行なっている</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">たとえば、仕事のミーティングでメモをとるとき。<strong>メモ帳に話の内容を一字一句、寸分の漏れなく記録してはいない</strong>はずだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">メモの内容は、上で画像を掲載した〈手書き〉メモと同じように</p>



<ul class="wp-block-list"><li>話についていけるくらいの速さで書いている</li><li>キーワードや断片的な内容を記録している</li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">と思う。それでも、<strong>仕事に支障なく機能している</strong>はずなのだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例を挙げてみる。メモ帳に下のような書き込みがあったとする。</p>



<p class="well wp-block-paragraph">6/4　A社ミーティング　プロジェクター</p>



<p class="wp-block-paragraph">これだけでは、なんとなく意味は想像できるが、正確な内容まではわからない。「6月4日に行なわれるA社のミーティングでプロジェクターを使うから準備する」なのか「プロジェクターを返却してもらう」なのか「プロジェクターの新製品についてのミーティング」なのか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">内容がはっきりしないのは、メモを書いたのが他人だから。<strong>本人であれば、上の書き込みだけで正確な内容がわかる</strong>はず。でも、「6/4」「A社ミーティング」「プロジェクター」というキーワードから連想したわけではないだろう。「6月4日のA社のミーティングでプロジェクターを準備する」と上司に言われた、あるいは自分で思いついた<strong>〈記憶〉が〈脳〉に存在するから、それを〈トリガー〉で引き出した</strong>、というわけだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このように、インタビュー中でなくても、私たちは<strong>仕事の現場で〈トリガー〉を活用している</strong>のだ。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">〈トリガー〉をブラッシュアップして〈リマインダー〉をつくる</h2>



<p class="wp-block-paragraph">さて、〈手書き〉メモだけで原稿が書ける、と述べた。じつはこれには少し嘘がある。<strong>原稿を書くのに用いたのは厳密には〈トリガー〉ではない</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">殴り書きの〈トリガー〉で〈脳〉の記憶を引き出せるのは、<strong>インタビューから時間が経っていない場合</strong>だ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">たとえば、インタビューを終えたその日に原稿にとりかかれば、〈トリガー〉だけで仕上げることは十分に可能だ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、実際はインタビューから原稿作成までに時間が空いたり、別のインタビューが入ってきたりする。そうすると、<strong>〈脳〉の記憶は薄れ、精度の低い原稿しか書けなくなってしまう</strong>のだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それを防ぐために、<strong>〈トリガー〉をブラッシュアップする作業</strong>が必要になる。そうして作成したものを〈<strong>リマインダー</strong>〉と呼んでいる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">つまり、</p>



<ol class="wp-block-list"><li>〈トリガー〉をもとに〈リマインダー〉をつくる</li><li>〈リマインダー〉をもとに原稿を書く</li></ol>



<p class="wp-block-paragraph">という流れだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「嘘」は、<strong>上の原稿は〈トリガー〉ではなく〈リマインダー〉を参照して書いた</strong>という意味。もちろん、〈録音〉データを使っていない点は変わらない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">先の〈トリガー〉の画像をもう一度載せてみる。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" width="1000" height="478" src="http://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/daigaku.jpg" alt="インタビューメモ" class="wp-image-256" srcset="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/daigaku.jpg 1000w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/daigaku-300x143.jpg 300w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/daigaku-768x367.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure></div>



<p class="wp-block-paragraph">下の画像は、この<strong>〈トリガー〉をブラッシュアップした〈リマインダー〉</strong>だ。インタビューがおわったあと、上の手書きの〈トリガー〉をもとにパソコンで清書した。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" width="1000" height="133" src="http://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/remainder.jpg" alt="" class="wp-image-261" srcset="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/remainder.jpg 1000w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/remainder-300x40.jpg 300w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/remainder-768x102.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure></div>



<p class="wp-block-paragraph">〈トリガー〉とは異なり、〈リマインダー〉は少なくとも「何が書いてあるか」は読めるはず。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「そうは言っても、こんな<strong>断片的な内容だけでは意味がない</strong>じゃないか。相手の話した内容を網羅していない」</p>



<p class="wp-block-paragraph">そう文句を言いたくなる人もいるだろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ここでもう少しだけテストにお付き合いいただきたい。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>【テスト３－１】メモをとりながら聞く</strong></h3>



<p class="wp-block-paragraph">下に「旅行のエピソード」について話している音声データがある（再生時間は45秒）。まずは、これを<strong>メモをとりながら聞いていただきたい</strong>。メモは前述のとおり「殴り書き」「キーワードや断片的な内容を書き留める」を意識してみてほしい。</p>



<figure class="wp-block-audio"><audio controls src="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/20190119-C.mp3"></audio></figure>



<p class="wp-block-paragraph">結果はどうだったろう？　自分でもチャレンジしてみたが、かなり苦労した<small>（笑）</small>。ひとことお断りしておくと、<strong>実際のインタビューの現場では、相手がこの音声データのように45秒もの間、一気呵成に理路整然と話すことはほぼありえない</strong>。途中にもっと“間”や「えっと……」とか「その……」といった言いよどみがある。だから、<strong>メモをとる難易度はもっと低くなる</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">さて、下の画像は音声を聞きながら書いた私の〈トリガー〉だ。書いた直後なら“読める”が、このまま時間が経ったら、ほとんど意味不明になってしまうだろう。みなさんのメモも似たようなものだと想像する。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" width="1000" height="792" src="http://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/guzyouhatiman.jpg" alt="インタビューメモ" class="wp-image-263" srcset="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/guzyouhatiman.jpg 1000w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/guzyouhatiman-300x238.jpg 300w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/guzyouhatiman-768x608.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure></div>



<p class="wp-block-paragraph">それでは今度はご自分の〈トリガー〉をもとに〈リマインダー〉をつくってみてほしい。手書きの文字をパソコンに入力するということだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ここで重要なポイントがある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">〈トリガー〉の文字をそのまま打ち込むのではなく、あとで見返したときに<strong>〈脳〉から記憶を引き出せるように、あるていどの意味のかたまりへと膨らませる</strong>こと。もちろん、きちんとした文章にするところまでは必要ない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">その点を意識して〈リマインダー〉をつくってください。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span style="color: #3366ff;">＊以下は、実際に〈リマインダー〉を作成してからお読みください。</span></p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>【テスト３－２】</strong>〈リマインダー〉を作成する</h3>



<p class="wp-block-paragraph">私は、下のような〈リマインダー〉を作成してみた。</p>



<p class="well wp-block-paragraph">・彼女と出会ったのは岐阜県<br>・郡上八幡 <br>・彼女は旅館の娘 <br>・いまは実家を手伝っているけど、もうすぐ東京で仕事 <br>・「どんな仕事？」と聞いたが、「まだ決めていない」 <br>・「あなたは？」と聞かれたので「学校の先生」と答えた <br>・「すごーい」とうれしそう</p>



<p class="wp-block-paragraph">もちろん、これが正解というわけではない。<strong>〈脳〉から記憶を呼び起こせればいい</strong>のだから、極端にいえば、どのような内容であってもかまわない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">では、いよいよ最後のテスト。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>【テスト３－３】</strong>〈リマインダー〉でインタビュー原稿を書く</h3>



<p class="wp-block-paragraph">上で作成した〈リマインダー〉をもとに、実際に原稿を書いてみてほしい。書き方は自由だ。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span style="color: #3366ff;">＊ここからは、原稿を作成したあとにお読みください。</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">どうだろう？　<strong>かなり精度の高い原稿が書けた</strong>のではないだろうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私もチャレンジしてみる。</p>



<p class="well wp-block-paragraph">彼女は岐阜県・郡上八幡の旅館の娘で、仲居として働いたという。そのときは実家を手伝っていたが、もうすぐ東京で仕事をすると話した。 「私は興味がわいて尋ねてみました。『どんな仕事？』。彼女は『まだ決めてない』と答えたんです」 すると、反対に将来の進路について聞かれた。 「『学校の先生だよ』と答えたら、『すご～い』って、うれしそうな顔をしました（笑）」</p>



<p class="wp-block-paragraph">この原稿は、話し手の一人称ではなく、ライターの地の文に話し手のコトバを挿入するカタチになっている。これもインタビュー原稿の形式のひとつ。それでも、<strong>話の主旨は変えていない</strong>はずだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">記事に目的によっては、このように書いたほうが効果的なケースがある。〈リマインダー〉なら記事のテイストを変幻自在に変えられるメリットもあるわけだ。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">〈リマインダー〉なら要点の整理が簡単になる</h2>



<p class="wp-block-paragraph">〈リマインダー〉は、相手の話す内容を、きちんと意味のとおる完全な文章で記録したものではない。かなり<strong>断片的な内容が列挙してあるだけ</strong>。そこに核心がある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">じつは<strong>「断片的な内容」こそがインタビューの〈要点〉になっている</strong>のだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">〈リマインダー〉は、<strong>余計な情報が削ぎ落とされ、〈要点〉のみが列挙</strong>されている。これが、あとで原稿を書く段になったときに、<strong>構成を練るための素材</strong>として大いに役立ってくれる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">〈要点〉があれば、上記のようにページの目的に合わせて<strong>原稿の形式を自在に変えられる</strong>。常体（で・ある調）と敬体（です・ます調）どちらにするのが適切か、どの情報を盛り込みどれを捨てれば読者の利益になるか、といった判断をしやすくなる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">〈録音〉のテープ起こしをする場合も、それをそのまま素材とすることはできないのだから、やはり<strong>〈要点〉を書き出す作業は必要になる</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">〈リマインダー〉を使えば、<strong>〈録音〉派が必要とするプロセスをかなり省略できる</strong>わけだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「〈リマインダー〉を作成するのは、テープ起こしをするのと同じくらい手間や時間がかかるのでは？　そうであれば〈手書き〉のメリットはあまりないだろう」と疑問を持つ人もいるかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">テープ起こしは、インタビューに要した時間の２～３倍はかかるだろう。それに対して〈リマインダー〉は<strong>１時間のインタビューなら15分もあれば十分だ</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">〈手書き〉は〈録音〉に比べて、<strong>パフォーマンスの高い方法</strong>であることがおわかりいただけたと思う。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もちろん、原稿のクォリティを高める〈トリガー〉や〈リマインダー〉を作成するには、ちょっとしたコツや慣れは必要だ。それについてはまた機会をあらためて述べたい。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>インタビューで話を〈聴く〉には〈書く〉しかない</title>
		<link>https://gyahunkoubou.biz/write-to-listen.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[米田政行]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 May 2019 23:30:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ライターの心得]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー・マニュアル]]></category>
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					<description><![CDATA[過去の投稿で、インタビュー中のメモのとりかたについて、「より良質な〈コンテンツ〉づくりをめざすのならば、〈手書き〉のほうが良い」と述べた。 そこではICレコーダーなどで〈録音〉する方法には、以下のデメリットがあることを指 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph"><a href="/handwriting-or-recording.html" target="_stronglank" rel="nofollow noopener noreferrer">過去の投稿</a>で、インタビュー中のメモのとりかたについて、「<strong>より良質な〈コンテンツ〉づくりをめざすのならば、〈手書き〉のほうが良い</strong>」と述べた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そこではICレコーダーなどで〈録音〉する方法には、以下のデメリットがあることを指摘している。</p>



<ul class="wp-block-list"><li>相手の話を〈聞〉いてしまい、〈聴〉くことができない</li><li>テープ起こしにコストがかかり過ぎる</li></ul>



<p class="wp-block-paragraph">今回は、前者の「<strong>相手の話を〈聞〉いてしまい、〈聴〉くことができない</strong>」点について、もう少しだけ詳しく述べてみる。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">食べ物の好みを〈聞〉かずに〈聴〉くには？</h2>



<p class="wp-block-paragraph">まず、話をわかりやすくするために、こんなシチュエーションを考えてみよう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">Aさん・Ｂさん・Ｃさんに<strong>「食べ物の好み」を尋ねる</strong>とする。ただし、インタビューではなく、インタビューが始まる前のアイスブレイクなどの場面を想像してみる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">たとえば、こんな会話になるだろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">自分「洋食と和食、どちらが好きですか？」<br>Ａ「和食です」<br>Ｂ「私は洋食」<br>自分「私もどちらかといえば洋食ですね。Ｃさんは？」<br>Ｃ「ぼくは和食も洋食、どちらも好きですよ」</p>



<p class="wp-block-paragraph">世間話として好みを尋ねるのは〈聞く〉行為といえる。こんな他愛もない会話を交わすのに、いちいちメモをとる必要はない<small>（もちろん、「食べ物の好み」そのものがテーマのインタビューなら別だが）</small>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">次に、こんな場面を想定してみる。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>３種類のお弁当（洋風・和風・中華）が１つずつあり、それをＡさん・Ｂさん・Ｃさんに渡す</strong>。誰にどのお弁当を食べてもらえばいいか？　３人に尋ねてみる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">自分「お弁当は洋風・和風・中華、どれがいいですか？」<br>Ａ「和風が食べたいです」<br>Ｂ「強いていえば洋風ですが、こだわりません」<br>Ｃ「洋風です」</p>



<p class="wp-block-paragraph">さて、<strong>３人にそれぞれどのお弁当を渡すのが正解</strong>だろう？</p>



<p class="wp-block-paragraph">「引っかけ問題？」と<ruby>訝<rt>いぶか</rt></ruby>るかもしれないが、いじわるクイズの類いではない。話は単純だ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">まずＡさんには和風弁当を渡せばいいだろう。問題はＢさんとＣさん。</p>



<p class="wp-block-paragraph">お弁当は各種類１つずつしかないのだから、「洋風」と答えたＢさんとＣさんの両方に洋風弁当を渡すことはできない。しかし、Ｂさんは「こだわりません」と言っているから、洋風はＣさんに食べてもらい、Ｂさんには中華を渡す、という選択になる<small>（もちろん「中華でもいいですか？」といちおうお伺いを立てるといったマナーは必要だろう）</small>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ここで言いたいことはなにか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">最初のアイスブレイクで食の好みを尋ねる場合は、相手の答えに対して<strong>あまり深く考えずに反応していけばいい</strong>。実際、日常会話では誰もがそのようにしているはず。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一方、お弁当を手配するために好みを質問する場合は、<strong>それぞれの回答を比較しながら最適解を見出すという、やや複雑なオペレーションが必要</strong>となる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もっとも、３人のお弁当ぐらいなら、頭の中だけで完結できるかもしれない。でも、５人、10人となったら？　紙にそれぞれの好みを書きながら、案配する必要があるのではないか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私たちは<strong>少し高度な思考力が必要となる局面では、頭で考えるだけでは完結させられず、紙に〈書く〉という行為が欠かせない</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">前述の〈聞く〉とは異なり、<strong>〈聴く〉は高度な思考力をともなう行為</strong>のこと。</p>



<p class="wp-block-paragraph">インタビュー中のメモのとりかたにも同じことがいえる。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">論理展開を〈聴く〉には〈書く〉しかない</h2>



<p class="wp-block-paragraph">「お弁当のたとえでは実感がつかめない」なら、もう少しインタビューに近いシチュエーションを想定してみる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">たとえば、インタビュイー（インタビューの相手）が次のように語り始めたとする。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「大切なのは〈３つの袋〉です。まず１つ目が〈給料袋〉……」</p>



<p class="wp-block-paragraph">やがて〈１つ目の袋〉の話が終わり、〈２つ目の袋〉へと進んでいくが、〈３つ目の袋〉について話さずに別の話題に変わってしまった、と仮定する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">録音をしているからと、メモをとらずに〈聞〉いているだけだと、<strong>最初に「３つ」と言っていたのに２つしか話していないことには気づかない</strong>かもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「〈３つの袋〉です」と言ったときは「お、３つあるんだな」と思っても、<strong>その記憶は話を〈聞〉いているうちに消えてしまう</strong>。「いつ３つ目を話すのかな？」と思いながら、同時に〈袋〉の内容そのものに耳を傾けることなど、多くの人にとって不可能だからだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのまま〈３つ目〉に触れることなくインタビューを終えてしまったら、取り返しのつかないことになる。<strong>あとで録音を聞き直したときに「あ、３つ目を忘れている！」と気づいても後の祭り</strong><small>（後日、メールや電話などで再取材をする手もあるが、多少なりとも信頼は損なってしまうだろう）</small>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一方、メモを〈書〉いていたらどうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「大切なのは〈３つの袋〉です。まず１つ目が〈給料袋〉……」と〈聴〉いたところで、次のようにメモをするはずだ。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" width="854" height="424" src="http://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/write-to-listen-01.jpg" alt="給料袋" class="wp-image-249" srcset="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/write-to-listen-01.jpg 854w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/write-to-listen-01-300x149.jpg 300w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/write-to-listen-01-768x381.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 854px) 100vw, 854px" /></figure></div>



<p class="wp-block-paragraph">そして、〈２つ目の袋〉の話が始まったら、次のように〈書〉くだろう。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" width="850" height="401" src="http://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/write-to-listen-02.jpg" alt="堪忍袋" class="wp-image-250" srcset="https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/write-to-listen-02.jpg 850w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/write-to-listen-02-300x142.jpg 300w, https://gyahunkoubou.biz/wp-content/uploads/2019/05/write-to-listen-02-768x362.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 850px) 100vw, 850px" /></figure></div>



<p class="wp-block-paragraph">ここでのポイントは、「①」「②」と数字を付していること。なぜこうしているのか？　それはインタビューをしながら、頭の中で次のようなプロセスが働いているからだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「大切なのは〈３つの袋〉です。まず１つ目が〈給料袋〉……」という話を聞いたとき、頭の中では「<strong>〈３つの袋〉の具体例として『給料袋』を挙げているのだな</strong>」と考える<small>（あたりまえだ）</small>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「給料袋」の話が終わり、〈２つ目の袋〉である「堪忍袋」の話が始まれば、「<strong>これは『給料袋』と並列関係にある項目だな</strong>」という意識が働くので、「給料袋」と同じように丸数字を付すことになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">つまり、<strong>「〈３つの袋〉という大項目に対し『給料袋』『堪忍袋』という小項目がある」という論理展開をメモに反映させている</strong>のだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">論理展開が見えていると、「この『堪忍袋』は２つめの小項目だな。だから、この話が終わったら、次は３つ目の『袋』について話してくれるんだな」と自然に考えることができる。〈３つ目〉について触れずに別の話題になったところで、「あれ、３つ目は？」という疑問が自然に湧きあがるのだ。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">〈書〉いていれば質問を深堀りできる</h2>



<p class="wp-block-paragraph">実際のインタビューの現場では、あらかじめ「大切なことは３つあります」と宣言できるほど頭が整理されている相手なら、３つ目を話し忘れることはあまりないかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">よくあるのは「大切なことはいくつかあって、たとえば……」とあまり考えがまとまっていない場合。その時点では、<strong>「大切なこと」が正確にいくつかあるのか本人にもわからない</strong>のだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">メモを〈書〉いていれば、「いま○○○と●●●、それに△△△が大切だとおっしゃいました。ほかにありませんか？」と一歩踏み込んだ質問ができる。すると、相手の頭の中で</p>



<p class="wp-block-paragraph">大切なこと<br>1.○○○<br>2.●●●<br>3.△△△</p>



<p class="wp-block-paragraph">というように論理が整理され、それをきっかけにして、<strong>「４つ目」「５つ目」の「大切なこと」が思い浮かぶ可能性がある</strong>のだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これも話を〈聞く〉のではなく〈聴く〉ことのメリットといえる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">上記のような論理展開が見えていれば、たとえば「あれ？　●●●と△△△って同じこと言ってない？」などと<strong>その場で疑問を持てる</strong>。そうなれば「●●●と△△△は似ていますが、どう違うのですか？」などと踏み込んだ質問ができるわけだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">〈書〉かずに相手の声を〈聞〉いているだけでは、<strong>ここまで思考力を働かせるのは難しい</strong>のではないだろうか。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">知的作業には〈書く〉が不可欠</h2>



<p class="wp-block-paragraph">企業コンサルタントの山口周さんは、著書『外資系コンサルの知的生産術』でこんな例を挙げている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">かつて昭和の時代に放映されていた日本船舶振興会のテレビCMで、こんなメッセージが流れていた。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow"><p>世界は一家、人類みな兄弟 <br>戸締り用心、火の用心</p></blockquote>



<p class="wp-block-paragraph">この２つが矛盾していることがおわかりだろうか？　「世界は一家」なら「戸締り」は必要ないはず。その点に矛盾があるわけだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>音声で聞き流していると矛盾に気づかないのに、視覚化するとすぐに気がつく</strong>、という点がポイント。</p>



<p class="wp-block-paragraph">山口さんはこの点について「脳科学の専門家ではないので、詳しいことはわかりませんが」と断ったうえでこう述べている。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow"><p>脳の稼働率（というのも変ですが）を最大限高めるためにも「音声処理」と「視覚処理」の両方を用いた方がいいのではないか</p></blockquote>



<p class="wp-block-paragraph">山口さんは、<strong>考えるためにはとにかく書いてみることが重要だ</strong>と説く。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow"><p>「考える」という作業を、脳内で完結する純粋に理知的な作業だと思っている人が多いのですが、知的生産におけるプロセッシングのほとんどは手を介して行われます。</p></blockquote>



<p class="wp-block-paragraph">山口さんの述べているのは、あくまでコンサルティングの作業についてで、コンテンツ制作のためのインタビューとは厳密には同じではないかもしれない。しかし、<strong>「知的作業」という点では通ずる点もまた多い</strong>はず。</p>



<p class="wp-block-paragraph">〈書く〉という行為によらないインタビュー、つまり<strong>話を〈録音〉する方法では、知的作業としてのパフォーマンスは低下してしまう</strong>、といえるのではないか。少なくとも私の実感ではそうだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私がインタビュー中のメモを〈書く〉のは、そこに理由がある。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>インタビューのメモは〈手書き〉〈録音〉どっちがいい？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[米田政行]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 May 2019 23:25:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ライターの心得]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー・マニュアル]]></category>
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					<description><![CDATA[インタビューのメモは、ノートやメモ帳に〈手書き〉するのと、ICレコーダーなどで〈録音〉するのとでは、どちらがいいのか？ 現場で活躍するライターさんは、見事なまでに〈手書き〉派と〈録音〉派に分かれている。いずれも甲乙をつけ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>インタビューのメモは、<strong>ノートやメモ帳に〈手書き〉する</strong>のと<strong>、ICレコーダーなどで〈録音〉する</strong>のとでは、どちらがいいのか？</p>
<p>現場で活躍するライターさんは、見事なまでに〈手書き〉派と〈録音〉派に分かれている。いずれも甲乙をつけがたく、両者がまともにやりあえば、“神学論争”のように不毛な争いに発展しそうだ。</p>
<p>ここで言いたいことは２つ。</p>
<p>まず、<strong>〈手書き〉か〈録音〉かはどちらでもよい</strong>、ということ。</p>
<p>「おいっ！」というツッコミが聞こえてきそうだが、ようするに、最終的な<ruby>成果物<rt>アウトプット</rt></ruby>、すなわち雑誌の誌面なりサイトのページなり、<strong>より良質な〈コンテンツ〉ができあがるならば、その過程はあまり重要ではない</strong>。</p>
<p>それを前提としたうえで、<strong>より良質な〈コンテンツ〉づくりをめざすのならば、〈手書き〉のほうがよい</strong>、というのが２番目に言いたい点だ。</p>
<p>もちろん、〈手書き〉のほうが絶対いい、〈録音〉はダメ、というわけではない。</p>
<p>たとえば、〈録音〉派で優れたインタビューをされている人のひとりに、永江朗さんがいる。最終成果物の出来栄えに、〈手書き〉か〈録音〉かは無関係であることを示す好例といえる。</p>
<p>にもかからわず、なぜ〈手書き〉を勧めるのかといえば、<strong>私自身が〈手書き〉で成果を挙げている</strong>からだ。</p>
<p>この「インタビュー・マニュアル」では、自分が実践していないノウハウを書くことはできない。インタビューを〈録音〉して記事をつくることは（現在は）やっていないので、そのやりかたを紹介できない。</p>
<p>実際にどうやって〈手書き〉でメモしていくかは、<a href="/trigger-and-reminder.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">別項</a>で述べる予定だ。</p>
<p>ここでは、巷で言われている<strong>〈手書き〉〈録音〉のメリット・デメリット</strong>を簡単に検証してみたい。</p>
<p>すでにいずれかの方法でうまくいっている人は、そのやりかたを続けるのがいい。本項は、〈手書き〉〈録音〉のどちらでメモするのがいいか迷っている人、自分のインタビュー術を見直したい人に参考にしていただければ幸いだ。</p>
<h2 class="deco-gray">〈録音〉するメリット「相手としっかりコミュニケーションをとれる」→失敗の恐れあり</h2>
<p>〈録音〉派の中には、「<strong>インタビューの相手としっかりコミュニケーションをとれる</strong>」ことをメリットとして挙げる人がいる。〈手書き〉では、メモをとることに夢中になってしまい、<strong>相手と目を合わせながら話せなくなってしまう</strong>そうだ。</p>
<p>これに対して、〈手書き〉派の私からは、まず（あえて極端な表現をすれば）「<strong>インタビューはコミュニケーションではない</strong>」と反論できる。<a href="/write-to-listen.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">別項</a>でもくわしく述べるが、インタビューは相手とコトバのやりとりをするのではなく、あくまで<strong>相手から取材、つまり〈材〉を〈取〉る場</strong>だと考えている。日常会話と同じようにインタビューを進めてしまうと失敗するぞ、というのが持論だ。</p>
<p>また、「目を合わせながら話せなくなってしまう」点は、たしかに終始、下を向きっぱなしでは相手の気分を害することもあるかもしれない。しかし、「目が合わないのはメモをしているから」と、相手も理解してくれるし、<strong>ときどき顔を上げて相手を見るようにすれば失礼にはあたらない</strong>。むしろ「<strong>自分の話をしっかり書き留めてくれている</strong>」と相手に好感触を与えるかもしれない。</p>
<h2 class="deco-gray">〈手書き〉のデメリット「相手の話に追いつけない」→“トリガー”で克服できる</h2>
<p>「<strong>〈手書き〉では、しっかりと相手の話を記録できない</strong>」という〈録音〉派の意見もある。相手の語ることを一字一句書き留めるのは不可能だから、メモにはキーワードだけを記すことになる。そうすると、<strong>あとで見返したときに文脈がわからず、記事執筆の役に立たなくなる</strong>という。</p>
<p>少し話は飛躍するが、私は<strong>〈手書き〉のメモというのは、〈紙〉に相手のコトバを記録しているのではなく、自分の〈脳〉に刻みつけている</strong>のだと考えている。<strong>インタビューの内容は〈脳〉が覚えている</strong>。〈手書き〉のメモは、それを引っ張り出すための“<strong>トリガー</strong>”にすぎないのだ。</p>
<p>〈脳〉というのは、活用のしかたによっては、とてつもなく高機能な記録装置として働く。</p>
<p>たとえば、私が高校生の女の子にインタビューしたときの経験。いつものように、レコーダーは回さず、〈手書き〉でメモするだけだった。そこから<strong>実際に記事を書くまでに約半年間の時間が空いていたが、メモ（トリガー）と〈脳〉の記録だけでしっかり記事を仕上げることができた</strong>（もちろん、クォリティにも問題はなかった）。</p>
<p>キーワードを書き留めるだけでなんら不都合はない。<strong>相手の話に追いつけなくなることもない</strong>のだ。</p>
<h2 class="deco-gray">〈録音〉の最大のデメリットは「ゴールイメージから逆算できない」こと</h2>
<p>私が考える<strong>〈録音〉のデメリット</strong>は、大きく分けて２つある。</p>
<p>ひとつは、<strong>「テープ起こし（文字起こし）」にコストがかかりすぎる</strong>こと。</p>
<p>いわゆる「文字起こし」をやったことのある人はよくご存じだと思うが、<strong>１時間のインタビューの音声を文字に書き起こすのに、３〜４時間は軽くかかる</strong>。これはけっして見過ごせないコストだ。テープ起こしをする時間で原稿が書けてしまう（文字数にもよるが）。</p>
<p>「それでも、最終的に良い記事が書ければいいじゃないか」という考え方もあろう。しかし、「文字起こし」そのものは成果物になるわけではなく、素材の一部でしかない。つまり、「３〜４時間」という<strong>コストを投資した見返りとして、あまりにも少ないのではないか</strong>と思うのだ。</p>
<p>というのは、上記のようにレコーダーではなく<strong>〈脳〉に記録してしまえば、インタビューが終わった時点で、すでに「文字起こし」は完了してしまう</strong>からだ<small>*1</small>。〈録音〉派は〈手書き〉派に比べて、一歩も二歩も後れをとってしまうことになる。</p>
<p><span class="cap"><small>*1：ただし、私のやり方の場合、厳密には「文字起こし」に似た作業がまったく不要になるわけではない。これについては<a href="/trigger-and-reminder.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">別項</a>で述べる。</small></span></p>
<p>あくまで趣味ではなく<strong>仕事（ビジネス）としてインタビューを行なうなら、ムダなコストを投じることに疑問がある</strong>わけだ。</p>
<p>「文字起こし」のコストは、AI（人工知能）による音声認識機能がさらに発達すれば、克服できる問題かもしれない。私もAIで「文字起こし」ができないか実験しているが、まだまだ実用に耐える段階ではないようだ。</p>
<p>しかしながら、「文字起こし」のコストの問題がクリアされたとしても、〈録音〉には別のデメリットがある。「<strong>ゴールイメージ</strong><strong>（記事の完成形）</strong><strong>から逆算して、インタビューを進行できない</strong>」のだ。こちらのほうがより重大だ。</p>
<p><a href="/goal-image-is-important.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">別項</a>でも述べているが、<strong>インタビューのあらゆる局面で、「ゴールイメージから逆算する」ことを意識する必要がある</strong>。インタビューの最中も例外ではない。</p>
<p>相手の答えがこちらの望むものであるか、次にどんなことを聴けばいいか、話が横道にそれていないか、などを<strong>〈ゴールイメージ〉に照らして、判断しつづけなければならない</strong>。</p>
<p><strong>その判断が〈録音〉だとできない</strong>（あるいは難しい）。</p>
<p>なぜなのかは、やはり<a href="/write-to-listen.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">別項</a>で分析しているが、〈録音〉していると、どうしても<strong>相手の話を〈聞〉いてしまい、〈聴〉くことができない</strong><small>*2</small>。</p>
<p><span class="cap"><small>*2：上で「キーワードだけでは、あとで見返したときに文脈がわからなくなる」という反対意見を紹介したが、これは相手の話を〈聴〉かずに〈聞〉いてしまったからだと考えられる。</small></span></p>
<p>〈聞く〉と〈聴く〉の違いは微妙だが、日常会話などで相手の話に耳を傾けるのは〈聞く〉。それに対して<strong>〈聴く〉は、耳だけでなく脳もフル回転させて、より高品質な記事をつくる〈材〉を〈取〉るために相手から話を引き出すこと</strong>、だと考えている（やはり詳細は<a href="/write-to-listen.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">別項</a>で述べる）。</p>
<p>〈手書き〉は“トリガー”に過ぎないと先に述べたが、<strong>「手を動かして字を書く」という行為には、文字を書き記す以上の効果があり、そのひとつは「脳を回転させる」こと</strong>だ。脳科学的に根拠があるかはわからないが、経験則ではそう断言できる。</p>
<p><strong>高品質な記事づくりにつながるのは、〈手書き〉のほう</strong>だといえる。</p>
<h3>〈手書き〉と〈録音〉、どちらが信頼される？</h3>
<p>ここで視点を変えて、「<strong>〈手書き〉と〈録音〉、どちらが信頼されるか</strong>」という問題について考える。俗っぽい言い方をすれば「<strong>どちらがプロっぽいか</strong>」だ。</p>
<p>私自身は〈手書き〉派であるわけだが、とあるビジネス書の著者にインタビューをしたときのこと。レコーダーを持ち込まず、〈手書き〉のメモだけで記録をとっているのを見て、「すごい！」と褒めていただいたことがある。帰り際には「<strong>自分のノウハウを整理したいから、そのメモを提供してほしい</strong>」と頼まれたほか、「<strong>今度、小冊子をつくるから、ぜひライティングをお願いしたい</strong>」とまで言われたのだ（残念ながら小冊子のお話は実現しなかったが）。</p>
<p>では、〈手書き〉のほうが信頼されやすいかと言えば、もう一方でこんな経験がある。インタビューに同行した担当者（その時点では初対面）が「あの人はレコーダーを回してない（から信頼できない）」と話していた、とその担当者の上司から聞かされたのだ。その上司は私のやり方を知っていたので「大丈夫だよ」と説得してくれたそうだが、<strong>〈手書き〉だから信頼されるわけではない</strong>（むしろマイナスに評価される）ケースもあるわけだ。</p>
<p>もちろん、最初に述べたように、どちらであろうと、<strong>最終的な成果物がすべて</strong>だから、でき上がった記事で評価してもらえれば問題ない。どちらが「プロっぽいか」を気にするのは意味がないわけだ。</p>
<p>以上、粗削りではあるが、〈手書き〉〈録音〉のメリット・デメリットについて述べてみた。参考にしていただければ幸いだ<small>*3</small>。</p>
<p><span class="cap"><small>*3：話が広がり過ぎるので、「ノートパソコンでメモをとる」ことについては今回は除外している。この問題も機会をあらためて考察してみたい。</small></span></p>
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		<title>インタビューの質問に困ったら〈現在・過去・未来〉を聴く</title>
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		<dc:creator><![CDATA[米田政行]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 May 2019 23:20:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ライターの心得]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー・マニュアル]]></category>
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					<description><![CDATA[「インタビューでは、どんな質問をしたらいいの？」 これは、インタビューに臨むライターが頭を悩ませることのひとつだ。 インタビューの際、どんなことを相手に聴けばよいかは、〈ページの完成イメージ〉から自然に導き出せる（という [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「<strong>インタビューでは、どんな質問をしたらいいの？</strong>」</p>
<p>これは、インタビューに臨むライターが頭を悩ませることのひとつだ。</p>
<p>インタビューの際、どんなことを相手に聴けばよいかは、<strong>〈ページの完成イメージ〉から自然に導き出せる</strong>（というより、導き出さなければならない）というのが持論だが、ここでは視点を変えて、「<strong>質問項目に悩んだときに使える小技</strong>」のようなものを考えてみる。</p>
<p>それは、<strong>相手の〈過去・現在・未来〉を聴く</strong>というものだ。</p>
<h2 class="deco-gray">インタビュー記事で「サービスを使ってみたい」と思わせる</h2>
<p>例を挙げよう。</p>
<p>あるウェブサービスを紹介する企画で、その開発者にインタビューするケースを想定すれば、以下のような質問になる。</p>
<p class="well">〈<strong>過去</strong>〉サービスを開発した理由や経緯をお聞かせください。<br />
〈<strong>現在</strong>〉サービスの概要や特徴を教えてください。<br />
〈<strong>未来</strong>〉サービスがこれからどのように発展していくのか、展望はありますか？</p>
<p>ここではかりに「<strong>温泉宿を手軽に予約できるウェブサービス</strong>」の開発者にインタビューする場合を考える。</p>
<p>〈過去〉の質問として「このサービスを開発した理由は？」と聞けば、「温泉宿に特化した予約サイトがそれまでなかったから」といった答えが返ってくるだろう。</p>
<p>〈現在〉として「このサービスの特徴は？」と質問すれば、「さまざまな旅行会社の宿泊プランを比較しながら予約ができる」といった答えになるだろう。</p>
<p>〈未来〉として「今後の展望は？」と尋ねれば、「地図上のマークをタップするだけで、予約ページに飛べるようにしたい」と話してくれるかもしれない。</p>
<p>では、<strong>なぜ〈過去・現在・未来〉を質問するのがよい</strong>のか？</p>
<p>その答えは、「インタビューの目的は何か」にある。表面的には「サービスを紹介する」ことが目的だが、裏には「<strong>読んだ人にそのサービスを使ってもらう</strong>」ひいては「<strong>会社に利益をもたらす</strong>」という思惑がある。これこそがインタビューの真の目的であり、開発者がインタビューに応じる理由になるわけだ。</p>
<p>その観点から考えると、<strong>〈過去・現在・未来〉を質問するメリット</strong>は次のようになる。</p>
<p>まずは、アットランダムに質問するよりも時系列に聞いたほうが、<strong>サービスの魅力を漏れなく紹介できる</strong>。次に、〈過去・現在・未来〉と文章が展開することで、<strong>読み手も理解しやすい</strong>記事になる。</p>
<p>３番目の理由は、〈過去〉の質問に対する答えには<strong>ユーザーの悩みや課題</strong>が、〈現在〉にはその<strong>解決策</strong>が含まれていることだ。</p>
<p>上の例でいえば、「温泉宿を探したいのに便利な予約サイトがない」のが〈過去〉のユーザーの悩みであり、それを解決するのが〈現在〉のサービスの内容になる。</p>
<p>そして、ここからが重要なのだが、「温泉宿を探したいのに便利な予約サイトがない」という〈過去〉のユーザーの悩みは、<strong>その記事を読んでいる人がまさに解決したいと思っている課題である</strong>可能性が高く、<strong>記事で紹介しているサービスがその解決策になっている</strong>ということ。</p>
<p>つまり、<strong>インタビュー記事を読んだ人に「サービスを使ってみたい」と思わせる</strong>ことができるのだ。</p>
<p>これが、<strong>〈過去・現在・未来〉を質問するメリット</strong>というわけだ。</p>
<h2 class="deco-gray">インタビューで「学校に行きたい」気持ちにさせる</h2>
<p>さらに、別の例で考えてみよう。</p>
<p><strong>専門学校の生徒さん</strong>にインタビューするケース。この場合も〈過去・現在・未来〉を質問する。下のようになるだろう。</p>
<p class="well">〈<strong>過去</strong>〉なぜこの学校を選んだの？<br />
〈<strong>現在</strong>〉いまどんな勉強をしているのか。とくに楽しいと思う授業は？<br />
〈<strong>未来</strong>〉将来、どんなふうに社会で活躍したい？</p>
<p>生徒さんは、学校を選んだ理由は「ハイレベルの技術を学びたかったから」、いま学校でやっている勉強は「実際の美容院でお客さんを相手にテクニックを実践しているのが楽しい」、将来は「英会話教室に通って海外で活躍したい」などと答えるだろう。</p>
<p>〈過去〉の<strong>「ハイレベルの技術を学びたい」というのがユーザーの悩み</strong>であり、〈現在〉の<strong>「実際の美容院でお客さん相手にテクニックを実践している」のがその解決策</strong>（のひとつ）になる。</p>
<p>美容学校はあちこちにあるけれど、「ハイレベルの技術を学べる学校がなかなかない」。このインタビューは、そんな悩みを抱える読み手に届けるべき記事ということになる。</p>
<p>記事を読んだ人は「<strong>この学校に入ってみたい</strong>」、そこまでいかなくても「<strong>ちょっとこの学校のことを調べてみよう</strong>」、少なくともそんな気にはさせるだろう。</p>
<p>それは、この記事の<strong>クライアント</strong>（ここでは専門学校）<strong>に大きな利益をもたらす</strong>はずだ。</p>
<h2 class="deco-gray">〈未来〉には現在の問題点が隠されている</h2>
<p>最後に、<strong>〈未来〉の質問</strong>について考える。</p>
<p>サービスの開発者が語る〈未来〉に対して、読み手が魅力的な展望を描ければ、それは当然<strong>サービスの宣伝になる</strong>。したがって、〈未来〉を質問することには大きな意義がある。</p>
<p>それに加えて、（じつはデリケートな部分でもあるが）インタビューの相手が語る<strong>〈未来〉には、現状の問題点が隠されている</strong>ことがあるのだ。</p>
<p>上のサービス紹介の例でいえば、「地図上のマークをタップするだけで、予約ページに飛べるようにしたい」のは、逆にいえば<strong>現状はそうなっていない</strong>ことを意味する。「英会話教室に通って海外で活躍したい」という答えには、「いま学校は英語力の強化にあまり力を入れていない」という<strong>問題点が浮かびあがる</strong>。</p>
<p>これらは、インタビューに応じてくれた人（および所属する会社や学校）にとって不利益な情報だから、<strong>記事には書けないかもしれない</strong>（書いたとしても、削除するよう頼まれるだろう）。「デリケート」と言ったのはそのためだ。</p>
<p>逆に、ユーザーからクレームを受けるのを避けるため、あえて不利益な情報（ユーザーにとっては参考になる情報）を書くという考え方もあるので、記事の内容によって判断していく。</p>
<p>今回は例として、ウェブサービスの開発者や専門学校の生徒さんにインタビューするケースを紹介したが、<strong>〈過去・現在・未来〉を聞くことは、あらゆるジャンルの相手に有効</strong>だ。</p>
<p>「インタビューでは、どんなことを聞けばいいの？」。悩んだときは、この<strong>〈過去・現在・未来〉の質問</strong>を思い出したい。</p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>インタビューでは必ず具体的なエピソードを引き出す</title>
		<link>https://gyahunkoubou.biz/listen-to-specific-episodes.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[米田政行]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 May 2019 23:15:05 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ライターの心得]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー・マニュアル]]></category>
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					<description><![CDATA[相手にどんな質問をするか——。インタビュアーが頭を悩ませる課題のひとつだ。 インタビューの現場で忘れてはいけないのは、「必ず具体的なエピソードを聴く」こと。 たとえば、留学経験のある学生さんに「現地でどんな苦労をしました [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>相手にどんな質問をするか——</strong>。インタビュアーが頭を悩ませる課題のひとつだ。</p>
<p>インタビューの現場で忘れてはいけないのは、「<strong>必ず具体的なエピソードを聴く</strong>」こと。</p>
<p>たとえば、留学経験のある学生さんに「現地でどんな苦労をしましたか？」と質問すると、「意外に自国の文化について知らないことに気づきました」といった答えが返ってくる。質問に対する答えにはなっているのだが、これは<strong>あくまで〈結論〉</strong>だ。相手の頭の回転が速かったり、要領が良かったりすると、こんなふうに<strong>話し手自身が“整理”した答えを出してくる</strong>ことがある。</p>
<p>じつは、こういったものはインタビュー記事ではあまり使いものにならない。なぜならば、〈結論〉というのは、往々にして“正論”。具体的なエピソードを聞いていなかったら、この“正論”を記事に書くことになる。しかし、<strong>“正論”をがなり立てる記事ほどつまらないものはない</strong>。</p>
<p>読み手にとって少しでも価値のあるインタビュー記事とは、<strong>「具体的なエピソード」が載っている記事</strong>なのだ。</p>
<p>自国の文化について知らなくて留学先で苦労することは、記事を読まなくても簡単に想像できる。そのことで<strong>具体的にどんな苦労をしたのか</strong>。読み手はそれが知りたいのだ。</p>
<p>「自国の文化についてはホームステイ先の娘さんのほうがくわしく、反対に自分がいろいろ教えてもらっているうちに関係が深まり……」みたいなエピソードを読みたいわけだ。</p>
<p>インタビューの際は「現地でどんな苦労がありましたか？」だけでなく、「現地でどんな苦労がありましたか？　<strong>具体的なエピソードを教えてください</strong>」と聴くようにしたい。</p>
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		<title>有名人へのインタビューはそれほど難しくない</title>
		<link>https://gyahunkoubou.biz/interview-with-celebrities.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[米田政行]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 May 2019 23:10:33 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ライターの心得]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー・マニュアル]]></category>
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					<description><![CDATA[インタビューの前は、長年の取材の経験があっても緊張する。相手がきちんと質問に答えてくれるか、機嫌を損ねたりはしないか……心配の種は尽きない。まして、相手が有名人ともなれば、不安はより大きくなるものだ。 しかし、じつは有名 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>インタビューの前は、長年の取材の経験があっても緊張する。相手がきちんと質問に答えてくれるか、機嫌を損ねたりはしないか……心配の種は尽きない。まして、<strong>相手が有名人ともなれば、不安はより大きくなる</strong>ものだ。</p>
<p>しかし、じつは<strong>有名人へのインタビューの難易度は意外に高くない</strong>。</p>
<p>なぜならば、その人にオファーを受けてもらえた時点で、<strong>お互いの利害が一致している</strong>から。こちらとしては、有名人にご登場いただくことで記事を読む人が増え、ひいては売上げアップが見込めるし、あちらとしても、ギャラがもらえる、宣伝になるといったメリットがある（逆にいえば、取材を受けてもらうまでが難しい）。</p>
<p>有名人ならインタビューにも慣れているし、こちらが稚拙な質問をしたとしても、<strong>きちんと真意をくんで受け答えをしてくれる場合がほとんど</strong>。</p>
<p>なかには偏屈な人もいて、インタビューがやりづらいケースもあるのかもしれない。しかし、私自身は、<strong>第一線で活躍している有名人で変な人に出会ったことはない</strong>。インタビューであれなんであれ、「仕事がやりにくい」と思わせる人は、生き残っていないのだ。</p>
<p>インタビューはビジネスであり、<strong>インタビュアーとインタビュイー（インタビューする相手）は、ビジネスパートナー</strong>といえる。相手に対する敬意はもちろん必要だが、過剰に卑屈になることもないわけだ。</p>
<p>相手がどんなに大御所であろうと尻込みせず、「<strong>いっしょによいページをつくりましょう</strong>」といった意気込みでインタビューに臨めば、良質な記事が生まれ、結果的に両者の利益になるはずだ。</p>
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		<title>インタビューの準備で重要なのは〈情報収集〉より〈完成イメージ〉</title>
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		<dc:creator><![CDATA[米田政行]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 May 2019 23:05:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ライターの心得]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー・マニュアル]]></category>
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					<description><![CDATA[インタビュー相手の著書を全部読める？ インタビューの前に、相手の情報を徹底的に集めよう——。 「インタビューのコツ」を述べている記事を読むと、よくそんなことが書かれている。 なるほど。まちがいじゃない。けれど、「では、相 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<h2 class="deco-gray wp-block-heading">インタビュー相手の著書を全部読める？</h2>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>インタビューの前に、相手の情報を徹底的に集めよう——。</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph">「インタビューのコツ」を述べている記事を読むと、よくそんなことが書かれている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なるほど。まちがいじゃない。けれど、「では、<strong>相手に100冊の著書があったら、それらをすべて読み通すのか？</strong>」という（いささか意地悪な）疑問も生まれてしまう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">個人的な趣味で読むならいい。相手が昔から知る人で、すでにすべての著書を読んでいる、といったケースもなくはないだろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、<strong>〈仕事〉としてインタビューを行なう</strong>なら、相手は初めて知る人物、名前だけは知っているがどんな活動をしているかはよく知らない人。そんな場合が多いのではないか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そもそも100冊の本を読む時間があるのか。あったとして、<strong>ビジネス上のメリット</strong>はあるのか（その時間に対価は発生するか）。そんな疑問もある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">さらには、インタビューの相手が有名人・著名人とはかぎらない。<strong>ふつうに高校に通っている女の子</strong>かもしれない。その場合も、相手の情報を徹底的に調べるのだろうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">インタビューの前に情報を収集することは、たしかに重要だ。でも、どんな情報をどのくらい集めるのか。そこでは<strong>情報を取捨選択する基準</strong>が必要になるはずだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">闇雲に情報を集めても、それらをページづくりに活かせる可能性は低いだろう。</p>



<h2 class="deco-gray wp-block-heading">「ページの完成イメージ」から逆算して情報を集める</h2>



<p class="wp-block-paragraph">では、何が情報収集の基準となるのか。それは「<strong>ページの完成イメージ</strong>」だ。「完成イメージ」から逆算すれば、どんな情報が必要かは必然的にあきらかになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>読み手としてどんな人を想定しているのか、読み終わったあと読み手にどんな利益をもたらしたいのか、どんな気持ちになってもらいたいのか</strong>、といった要素を考慮しながら、情報を集めていくわけだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私自身の経験をお話ししよう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">とある<strong>アイドルグループのメンバーのひとり</strong>にインタビューをすることになった。掲載する媒体は、アイドル雑誌や音楽サイトなどではなく、犬の専門誌。そのメンバーには<strong>犬の飼い主として話をお聞きする</strong>ことになったのだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのとき私が事前にやったのは、アイドルグループのCDを聞いたりDVDを観たりすることではなく、彼女のブログから<strong>犬のことが書かれた記事を探し出し、ひたすら読み込む</strong>こと。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もちろん、アイスブレイクの材料として、最近の活動を知るために楽曲を聴いたりするのはいいかもしれない。だが、それはインタビューの本筋ではない。実際、<strong>アイドル活動については、ひとことも質問しなかった</strong>。「完成イメージ」ではアイドル活動について触れることを想定していなかったからだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>「完成イメージ」から一連の作業を逆算する——</strong>。これは、インタビューにかぎらず、ライターとしての仕事のあらゆる局面で重要なふるまいだといえる。</p>
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